プロテインと睡眠の質|寝る前に飲んでも大丈夫?
この記事でわかること
・プロテインと睡眠の質の関係
・寝る前にプロテインを飲むメリットとデメリット
・寝る前にプロテインを飲む注意点
書いている人:S
20歳で急にオタクになった後天的夢女子
好きなジャンルは大手ソシャゲ系
限界夢女だけどひっそりと生きたい派
睡眠の質向上のための商品が巷に目立つようになりました。オタク女子の中には寝る時間も惜しんでオタ活をする人もいるので、とても親和性が高いのではないでしょうか。
でも睡眠の悩みについては万人共通! よりよい眠りにつきたいのはきっとオタクじゃなくてもみんな一緒です。現代人共通の悩み「睡眠」について真面目に考えてみましょう。
今回は、プロテインと睡眠の関係について! 実は、プロテインは睡眠の質を向上させるためのものとして、よく話題にあがります。
<目次>
- 良質な睡眠とは
- プロテインは睡眠とどう関係しているか
- 寝る前に飲んでも必ず太るわけではない
- 胃の負担にならないように飲むタイミングが大事
- 寝る1時間前には飲み終える
- 牛乳や豆乳以外で飲む
- ソイやカゼインのプロテインがおすすめ
睡眠のメカニズムとプロテイン
質のいい睡眠とはどんなものか。そんなの言われなくてもわかっていると思いますが、ずばり規則正しく・熟睡して・すっきり起きられるような眠りのことですね。
睡眠の質をあげるために必要なのは時間管理だけかと思われがち。もちろん睡眠時間もすごく大事です。ですが、栄養によってさらに睡眠にフォーカスすることも可能です。
人の身体は食べたものでできています。人の身体をつくっている「たんぱく質」つまりプロテインがどのように睡眠に関係をしているのかをご紹介します。
良質な睡眠とは
- 毎日規則正しく時間を決めて眠れている
- 充分な睡眠時間がとれている
- 日中に眠気がおとずれたり居眠りしたりしない
- 寝ている途中でふと起きちゃうことが少ない
- 朝は気持ちよくすっきりと目覚められる
- 起きてからの行動、覚醒が早い(起きたくね~ってならない)
- お布団に入ってからの入眠が早い
- 熟眠の実感がある(あ~よく寝た! ってやつですね)
質のいい睡眠をとれている人は、このような感じの生活になっているはず。けれど、現代人特にオタクには結構難しいことです。
良質な睡眠をとると、日中の活動が活発になる&成長ホルモンの分泌が促進されて、ホルモンバランスも整い、健康だけでなく美肌にもいいのですが、一度睡眠の規則が崩れると戻すのはなかなか難しい!
そこで、プロテインです。プロテインはたんぱく質ですので、人の身体をつくるもっとも大事な栄養素。
プロテインは睡眠とどう関係しているか
前述したとおり、寝ているときの私たちの身体では「成長ホルモン」が分泌されています。これは子どもたちだけではなく大人も同じです。
成長ホルモンとは、アミノ酸191個からなるたんぱく質
そう、成長ホルモンは脳の下垂体前葉から分泌されるたんぱく質のことなのですね。たんぱく質、つまりプロテイン!
成長ホルモンをよりスムーズに分泌させるためには、充分なたんぱく質量が必要ということです。なので、睡眠の質の向上=たんぱく質(プロテイン)の摂取がよいとされています。
プロテインに含まれる「トリプトファン」というアミノ酸が、睡眠の質に関係していますよ。
でも、プロテインを寝る前に飲んだら太るのではないの? と、多くの人が思うはず。
寝る前にプロテインを飲んでも大丈夫なの?
プロテイン=太る という方程式がなんとな~く聞こえてきます。もちろん、プロテイン(たんぱく質)にもカロリーがありますから、寝る前の摂取は不安になる人もいるでしょう。
しかし、プロテインを飲んだら必ずしも太るというわけではありません。
寝る前に飲んでも必ず太るわけではない
そもそも「太る」というのは、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているときに起こる身体の増幅です。
つまり、寝る前に飲むことが直接的に肥満の原因になるわけではありません。結局のところ、太る痩せるというのは摂取カロリーと消費カロリーの問題ですので、日中の運動量と関係しています。
太るのが心配……という方は、まず日中の食事や運動について見直す方が大事です。
ただ、寝る直前にプロテインを飲むと、別の問題が起こり得ます。
胃の負担にならないように飲むタイミングが大事
寝る直前にプロテインを飲んだ場合、就寝中の胃や肝臓に負担がかかる可能性があります。
これはプロテインに限ったことではなく、寝る直前に何かを食べるという行動自体がすべて該当します。消化のための動きで、胃や肝臓が疲れちゃうということですね。
しかし、寝る1時間前にプロテインを飲み終われば基本的には問題ないはず。寝る直前に飲むのは避けた方がいいでしょう。
プロテイン|寝る前のおすすめの飲み方
睡眠の質向上のため、寝る前にプロテイン摂取をしてみよう! と思ったなら、よりよい飲み方にしたほうがいいに決まっていますね!
さまざまな観点から見て、就寝前にプロテインを摂取するおすすめの方法をご紹介します。
寝る1時間前には飲み終える
前述したとおり、胃や肝臓の負担軽減のために、寝る直前ではなく1時間前くらいまでには飲み終えましょう
そのためには、大まかに寝る時間を決めておく必要もありますね。寝る時間を決めるのは生活習慣を正すためにはとってもいいこと!
プロテインを飲んだし、これ以上夜ふかししないぞ~というストッパーにもなるかもしれません。
牛乳や豆乳以外で飲む
寝る前にプロテインを飲むことがイコールで肥満にはつながらないとお伝えしましたが、それであってもカロリー摂取は増やしたくないものですよね。
プロテインは飲料であることが多く、何かしらで溶かす・割るものです。牛乳で割る人が多いかもしれません。
ただ、寝る前に飲むプロテインは、カロリーを気にするのなら牛乳や豆乳以外で割るのがおすすめ!
牛乳・豆乳にもカロリーがありますから、水・お湯(0kcal)で割ったほうがもちろんカロリー摂取を抑えられます。さらに、冬場は身体が冷えていると入眠が遅くなりがち。お湯で割ると適度に身体を温められるので、さらに睡眠の質向上につながります。
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ソイやカゼインのプロテインがおすすめ
プロテインには原料の種類があります。大きく分けて、ホエイ・ソイ・カゼインの3種類が有名ですね。
- ホエイプロテイン:乳たんぱく(吸収が早い)
- カゼインプロテイン:乳たんぱく(吸収がゆっくり)
- ソイプロテイン:大豆たんぱく(吸収がゆっくり)
睡眠の質を向上させるために飲むプロテインは、吸収がゆっくりなタイプであるソイ・カゼインがおすすめです。
時間をかけてじわじわ吸収するタイプのプロテインなら、寝ている長時間をかけてたんぱく質の摂取をゆっくり行ってくれるため、胃や肝臓への負担も少なく、さらにアミノ酸であるホルモンの分泌にも効果的です。
プロテインを寝る前に飲むメリットは「成長ホルモン」の分泌のため
そもそも良質な睡眠とは、成長ホルモンがしっかり分泌されていてホルモンバランスが正しく保たれていることを言います。
なので、アミノ酸である成長ホルモンをしっかり分泌させるために、アミノ酸であるプロテインが効果的というわけです!
寝る直前に飲むのは避ける・カロリーが気になるならお湯や水で割る・ソイやカゼインのプロテインを選ぶ。これに気をつけて、よりよい睡眠をとるためにもプロテインを摂取してみてはいかがでしょうか。
人の身体をつくっているたんぱく質、それがプロテインです。オタクでもオタクじゃなくてもたんぱく質は大事ですが、睡眠時間が乱れがちなオタクにこそ、プロテインを勧めたいです!