運動しない女子×プロテイン 筋トレしないけどプロテイン飲んでいいの?
この記事でわかること
・プロテイン飲料の本質
・プロテインと運動の関係性
・筋トレなし生活でのプロテイン摂取意義
書いている人:S
20歳で急にオタクになった後天的夢女子
好きなジャンルは大手ソシャゲ系
限界夢女だけどひっそりと生きたい派
プロテイン飲料がいろいろなところで目につく現代になりました。ちょっと前まではプロテイン=筋肉マッチョの人のもの というイメージがとても強かった体感なのですが、今はそうでもないですよね。
美容系プロテイン、ダイエットにプロテイン、などなど……健康や美容にはプロテインがいいぞということが取り上げられています。
そこで気になるのが「運動しないけどプロテインって飲んでいいの?」ではないでしょうか。筋トレどころか運動もそんなにしてないけど、美容系プロテインは興味あるとか、ダイエットにプロテインを活用したいけど運動しない……とか。
でも、プロテインは別に意識の高い人向けのものではありません。プロテインの本質を知って、生活への取り入れ方を考えてみましょう!
<目次>
- 「運動しない」の定義
- 運動しない場合のプロテイン飲料の役割
- 毎日の食事を補う!
- タイプ(ホエイ、カゼイン、ソイなど)
- 運動しない人に向いているプロテイン
- 味や飲みやすさ大事!
- 過剰摂取によるリスク
そもそもプロテインとは何か?
プロテイン=たんぱく質です。プロテイン飲料のことを「プロテイン」と呼んでいるのでよくわからなくなりがちですが、人の身体をつくっている「たんぱく質」そのものの英語訳がプロテインなんです。
人の身体だけではなく、多くの生物はたんぱく質(プロテイン)でできています。牛や豚、鶏などの動物、魚。また、大豆など植物性のたんぱく質も存在します。
プロテインとはとても単純な話、多くの生物の身体をつくるもとです。人間で言えば筋肉だけではなく、髪の毛や爪、肌もたんぱく質(プロテイン)でできています。
つまり、プロテインがなければ人間の身体はかたちづくられないのですね!
筋トレしない女子でもプロテインを摂取するメリットある?
さっそく本題に入りましょう! プロテインは、筋トレをしている男性が飲んでいるイメージがすごく強いと思いますが、筋トレや運動をしない女子でもプロテイン飲料を摂取するメリットはあるのか?
答えは、YESです。
プロテインとはたんぱく質のことですので、運動しない・するに関わらず人間の身体をつくってくれているもの。髪や肌、爪、血液を健康的に保ちたいと思えばプロテインを十分に摂取することが大事です。
それでは疑問のさらに詳細、日々の食生活で肉料理や魚料理などを食べているとしてもプロテイン飲料を飲む意義はあるのか?について、詳しくご紹介していきます!
「運動しない」の定義
まずは、運動レベルを定義することからはじめます。運動をしない人、というのは定期的にジムに通ったりジョギングを生活に取り入れたり、できる限り徒歩で移動……などの行動をしていない人のことを指します。
はっきり言ってしまえば、運動するのが嫌いな人です。歩かなくていいときは歩かないし、自ら進んで運動をしようみたいな意識を持っていない人。
当てはまらない方は運動しない人とは言えないかもしれません。健康を意識して一駅分歩くとか、エレベーターを使わずに階段で昇降するとか、ジムに行ってなくても多少意識をしているのであれば「運動しない」かどうか微妙なところ。そういう方は、自信を持って「運動してる」と思っていいでしょう!
運動しない場合のプロテイン摂取とは
「運動しない」に当てはまる人がプロテインを飲む理由から紐解いていきましょう。まず、多くのプロテインユーザーが何を求めてプロテインを飲んでいるのかを分類してみますね。
- 筋肉をつけたい
- ダイエットしたい
- 食事バランスを整えたい
運動しない人は、筋肉をつけたいという理由で飲むことはないと考えます。だって運動しないので、筋肉美のためではないはず……。ちなみに、プロテインを飲むだけで筋肉が大きくなることはないです。筋肉をつけるためには、摂取したプロテインを筋肉に変えるための運動(筋トレ)が必要です。
おそらく、多くの運動しない人たちがプロテインを飲む理由は「ダイエットしたい」もしくは「食事バランスを整えたい」ではないでしょうか。この理由でプロテインを飲むのは、理にかなっています。
食事バランスを整える=健康=美容 の方程式が成り立ちますので、つまりはキレイになりたいのでプロテインを飲む、ということ。運動しない人であっても、身体はたんぱく質(プロテイン)でできていますので、髪や肌の健康を整えるためにはプロテインの摂取が有効なのです。
毎日の食事でのたんぱく質摂取を補助
では、ダイエットや食事バランスのために摂取するプロテインとは、どういう位置付けになるのでしょう。そこで、プロテイン飲料の本質を考えます。
プロテイン=たんぱく質。主に、お魚やお肉、お豆腐などの大豆製品、乳製品が代表的なものですよね。一日にそれらの食品をどのくらい摂取しているでしょうか?
人間の身体で、一日に必要なたんぱく質は体重×1g前後と言われています。体重が60kgの人なら60g。運動しない人ならちょっと少なめの×0.8gくらいがよいとの勧めもあります。
お肉48g~60gくらい余裕で食べてる……と思いましたか? 残念、普段食べているお肉はたんぱく質だけでできているわけではありません。たとえば牛肉なら脂質や水分も入っているため、たんぱく質量はおおよそ20%かそれ以下、つまり100gの牛肉を食べても20g前後しかたんぱく質が含まれていないのです。
もちろん割合は食品によって違いますが、魚やお肉・豆腐などの代表的な「たんぱく質」は、たんぱく質が含まれている食品というだけで、100%たんぱく質(プロテイン)ではないです。
つまり、人は普段の食事のみでは意外とたんぱく質を摂取できていないため、プロテイン飲料で補給するのがよいのです。運動しない人にもプロテイン飲料をおすすめしたいのは、このためなのです。
ちなみに、運動をする人だと一日に必要なたんぱく質量が変わります。運動量にもよりますが体重×2g、運動しない人の倍くらい摂取するといいと言われていますので、運動する人にとってはさらにプロテインが欠かせないのですね。
※プロテインをダイエットに利用したい人はこちらの記事をごらんください。
運動しない人向け!プロテイン選びのポイント
運動する人、ガチで筋肉をつけたい人に向いているプロテイン飲料と、運動しない人に向いているプロテイン飲料は違います。
先述したとおり、プロテインを飲む理由も違いますし必要なたんぱく質量も違うからです。
プロテインのタイプ(ホエイ、カゼイン、ソイなど)
プロテインはたんぱく質ですので、プロテイン飲料の元になっている食品が存在します。それによって、プロテイン飲料にも種類があります。まずは有名な3つをご紹介しますね。
ホエイプロテイン:原料は牛乳。動物性たんぱく質。消化吸収のスピードが早く、筋肉をつけたい人に人気のプロテイン
カゼインプロテイン:原料は牛乳。動物性たんぱく質。消化吸収はゆっくりで、お腹にたまりやすく間食防止やスタミナ回復におすすめされる
ソイプロテイン:原料は大豆。植物性たんぱく質。消化吸収はゆっくりで、ダイエット向きと言われる
このほか、最近は多様な植物性のプロテインも注目されています。えんどう豆を原料にしたピープロテイン、麻の実が原料のヘンププロテインなどがあり、それぞれたんぱく質以外にも鉄分、ミネラルだったり食物繊維だったり、含まれる栄養素の違いがあるんです。
ただ、どんなプロテイン飲料でも「成分表示」にすべて書いてあるはず。プロテイン飲料の中には、上記の種類をブレンドしているものもありますので、自分がほしいと思う成分が入っているかどうかを成分表示で確認しましょう。
運動しない人に向いているプロテイン
運動しない人は、基本的には「腹持ちがいい」タイプを選ぶのがベターではないでしょうか。運動しないのにすぐお腹が空いていたら間食してしまい総摂取カロリーが増えることにつながってしまいますので、できるだけお腹を空かせないように過ごしたいですよね。
つまり、運動しない人に向いているのは、消化吸収がゆっくりめのカゼインプロテインや、ソイプロテインです。
さらに、美容目的で飲むのであれば大豆イソフラボンが含まれていてアミノ酸スコアが100であるソイプロテインが適していると考える人が多いです。欲しい栄養素を考えてプロテインを選ぶのが一番なのですが、運動しないしな〜迷うな〜となるならソイプロテインが入っているものを考えてみるのがいいですね。
プロテイン飲料に表示されている「たんぱく質量」にも注目です。必要なたんぱく質(プロテイン)量は人によって違います。運動しない人なら過剰に摂取しても、プロテインに含まれているカロリーが消費されない結果になってしまうかも。
せっかく飲むのならたんぱく質量が多くないと……と思いがちですが、プロテイン飲料を生活に取り入れる場合、たんぱく質(プロテイン)量ばかり見るのではなく、ほかの成分が配合されているかを確認するとより健康へアプローチできますよ!
味や飲みやすさ大事!
プロテイン飲料には多くのフレーバーがあります。チョコやココア味が主流だった一昔前より、今やかなりいろんなフレーバーの商品が増えました。
プロテイン飲料を飲むのがしんどい、となってしまっては続かないので、やっぱり嗜好品感覚で飲めるものがいいですね。味がおいしいというのは続けやすさにつながります。
たんぱく質量とともに、味の好みもぜひ重視してみてください!
プロテインの摂りすぎにはならない?
運動しない人の場合、プロテイン飲料を飲んだことによりたんぱく質の過剰摂取になるのでは? と考えることもあるはず。
普段の食事をグラム管理までしている人はそうそういないとは思いますが、それなりに体感はありますよね。今日は野菜をたくさん食べたぞとか、たんぱく質をちゃんととったぞとか、炭水化物ばかりだったとか。そのくらいの自覚はきっと誰しもあるのではないでしょうか。
では、たんぱく質の摂りすぎはどんなことか、そしてどんなリスクがあるのでしょうか。
過剰摂取によるリスク
どんな食品においても、摂りすぎはよくないです。たんぱく質の場合は、先ほどもちらっとお伝えしたように、カロリー消費が追いつかないパターンが考えられます。
たんぱく質(プロテイン)のカロリーは、1g=4kcl。糖質と同じです。
自分の身体に合っていない量のプロテインを摂取してしまうと、カロリー消費されずに蓄積される、つまり脂肪になってしまいます。
でも、これを理由に「プロテイン飲料は太る! 危ない!」とは言えません。結局は食事バランスや管理の問題ですので、食事でたんぱく質をたくさん摂った日は、プロテイン飲料を飲まなきゃいいのです。
日々の食事を補うことが目的のプロテイン飲料ですので、食事からたんぱく質が十分に摂れているのなら、その日はお休みして問題ありません。プロテインは薬ではないので、それくらい気軽に考えていいのです。
ただし、ジャンクフードを食べた日や、忙しくてちゃんと食事ができなかった日。そういう日が続きやすいときはプロテイン飲料が救世主になってくれますから、家にあるととても助かりますよ!
筋トレしない運動しない人でもプロテインはいいぞ
プロテイン飲料は筋肉をつけたい人が飲むもの、と思われやすいですが違います。多くの人にプロテイン飲料が大事な理由がおわかりいただけたはず!
運動しない人でも、食事バランスを考えればプロテイン飲料が健康に有効なはたらきをしてくれるのです。毎日絶対飲まなきゃいけないこともないです。今日飲んでおこう、くらいの気持ちでもいいんです。
プロテイン飲料は、食事を補う目的で飲むものという大前提がわかっていると、とてもわかりやすく魅力的ではないですか?
食事からたんぱく質を摂ろうとすると必然的に脂質もプラスされてしまうので、頑張って食事でたんぱく質を摂るのではなく、プロテイン飲料でたんぱく質摂取を促進するのがおすすめです。運動しない人ならなおさら、脂質のカロリーを消化するのが追いつかないこともありますので、プロテイン飲料にて健康管理をしてみましょう!