プロテインを飲むと太るんですか?太る理由を分析&ダイエットのための飲み方とは
この記事でわかること
・プロテインの重要性
・ダイエットのメカニズム
・プロテインの選び方
書いている人:S
20歳で急にオタクになった後天的夢女子
好きなジャンルは大手ソシャゲ系
限界夢女だけどひっそりと生きたい派
今やガチ筋トレ男性だけでなく美容のためにも飲んでいる人が多い、プロテイン。
まだ手を出したことがない・重要性を感じていない人もいるかもしれません。けれどプロテインとは単純にたんぱく質のことで、人間の三大栄養素のひとつ。そのたんぱく質を効率的に摂取できるものがプロテイン飲料です。
プロテインダイエットという言葉もよく耳にしますが、プロテインを飲んで太るという噂もよく聞きますね。今回は、プロテインで太るのかどうかを解説します!
<目次>
- プロテインのカロリー
- 2 「太る」とは
- 消費カロリーと摂取カロリーのバランス
- 見た目の引き締まりの問題
- 過剰摂取
- 食事管理
- 運動不足
- プロテイン飲料の選び方の問題
プロテインで太るって本当?
プロテイン飲料を生活に取り入れたら太ったという感想を聞いたことがあるかもしれません。健康のために飲んでいるプロテインで肥満を引き起こすのは本末転倒ですよね。
結果から言うと、プロテイン飲料を飲むことがそのまま「太る」に直結するわけではありません。
プロテインのカロリー
プロテイン(たんぱく質)のカロリー
1gあたり4kcal
たんぱく質という成分のカロリーはこのとおり、1gあたり4kcalです。けれどプロテイン飲料の商品となると、もちろんたんぱく質以外にもビタミンそのほかの栄養素が入っていることが多いので、たんぱく質量×4の数値が全体カロリーになるわけではありません。
プロテイン飲料摂取のカロリー
製品の裏面に書いてある1杯あたりのカロリー+粉末を溶かす飲み物のカロリー
例
- 1杯あたり40kcalと記載がある製品
- 割り物は牛乳200ml(約138kcal)
40+138=178kcal
食パン6枚切りの1枚が200kcal程度なので、それより少ない数値ですね。牛乳ではなく水や低脂肪乳で溶かして飲む場合、より低カロリーになります。
「太る」とは
プロテイン飲料のカロリーがそう高いわけではないことはわかりましたね。では、次に「太る」のメカニズムを考えていきましょう。
消費カロリーと摂取カロリーのバランス
まず、太る理由の大前提は、摂取した分のカロリーを消費していないこと。
どんな食べ物でカロリーを摂取したかは関係ないのです。人間が太るか太らないかは、消費カロリーが摂取カロリーを上回っているかどうか、というところに尽きます。
つまり運動不足、もしくはカロリー摂取過多ということが考えられます。すっごく当たり前のことなんですけど、〇〇ダイエットとか、ダイエット方法を考えすぎるとこの基本を忘れることがありますね。
単純に、カロリー消費が少ないとき、太ることがあるでしょう。
見た目の引き締まりの問題
太って見えるのは体重の数値だけの問題ではありません。
脂肪は筋肉より軽量です。たとえばウエストのサイズが70cmの人が2人いたとします。1人は筋トレマニアでウエストまわりが筋肉で覆われていて、もう1人は筋肉量が少ないとすると、筋肉量が少ない人の方が体重が軽い可能性が高いです。
しかし見た目はどうでしょう。筋肉のスジがくっきり見える人と、柔らかそうなお肉とでは、「痩せて」見えるのは筋トレマニアの人の方ではないでしょうか。
これは腹筋だけの話ではなく、身体全部で言えることですね。単純な円周・サイズが同じであっても引き締まっている方が痩せて見えるわけです。
ではその筋肉の元となるものと言えば……そう、プロテイン(たんぱく質)です!
もちろんたんぱく質も脂肪となり得ますが、炭水化物に比べれば僅かですので、つまり食事の内容を炭水化物メインではなくたんぱく質メインにすることでダイエットになる理屈が成立します。
糖質制限ダイエットというものがそれに当たります。
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プロテインが太ると言われる理由
じゃあプロテインは太らないじゃん! と思うでしょう! けれど実際プロテインを飲み始めたら太ったと思う人がいるのも事実。それはですね、最初にもお伝えしたとおりプロテインが悪いわけではありません。
飲み方やプロテイン飲料の選び方、生活習慣の問題が考えられます。
過剰摂取
プロテインは身体にいい! 健康になれる! と思って過剰摂取をした場合、カロリー過多になって太ることがありえます。
基本的にプロテインはサプリメントの部類ですので、「生活で足りない栄養素を補う」の概念で摂取するべきもの。
なので、たんぱく質量が事足りている人は、明確な目的(筋肥大・筋力アップとか)がない限りは飲む必要がないと言えちゃいます。
ただし、プロテイン飲料とは脂質も一緒についてくる肉類より消化吸収がよいので、たんぱく質を効率的に摂取することに関しては優れています。
というわけで、次の理由は「食事管理」の問題!
食事管理
人間に必要な栄養素、たくさんありますよね。それを自分が毎日どのように何で摂取しているかを細かくリストアップしている人なんてなかなか……アスリートくらいでしょうか。
しかし痩せるためには、どんなものでカロリーを摂取するのかが非常に大事です!
例えば30歳の女性(運動量ふつう)の場合、最低限1日に摂ってほしいカロリーは約2,050kcalと言われています。
その2,050kcalの内訳を考えてみましょう。
パターン1:300kcalのハンバーガーを7個食べる=2,100kcal
パターン2:一汁三菜揃った約600kcalの定食を3食+おやつを食べる=2,000kcal
ものすごく偏った例ですが、こう考えるとわかりやすいですよね。そして「今日ハンバーガーしか食べてないから健康のためにプロテインを摂っておこう!」と考えてしまうと、バランスもへったくれもないので、プロテイン飲料摂取の利点が活かされないことになります。
世の中にはハンバーガーよりも高カロリーのものが多く存在します。ただし、高カロリーでもお腹が膨れるとは限りません。
満腹度の体感だけで自分のカロリー摂取を測っていると、いつの間にか高カロリー生活になっている……ということがありえます。
プロテイン飲料摂取を「体感」「なんとなくの感覚」だけで決めてしまう=食事管理ができていない
当然のことながら、バランスのよい食品でカロリーを摂取した方がダイエット成功に近づきますよね。
明らかに食事量が少ないとわかっている人は毎日プロテイン飲料を飲んだ方がいいと言えますが、運動量が少なくカロリー消費が追いつかない人は、プロテイン飲料を飲むことでバランスが崩れてしまうことがあります。
というわけで、次の理由は「運動不足」の問題!
運動不足
ものっすごく単純な話、消費カロリーが摂取カロリーに追いついていないとき、プロテイン飲料を摂取したところで痩せません。
巷で言われている「プロテインダイエット」とは、基本的に「置き換えダイエット」の概念ですので、これまでと変わらない食生活のままプロテインだけを足してしまうと、ただただ摂取カロリーが増えるだけ。
プロテイン飲料で摂取したたんぱく質は消化吸収がよく、分解されやすいと言えますので、運動(特に有酸素運動)とかけ合わせることで利点が活かされます。
食生活をさほど変えないまま身体を引き締めるためにプロテインを飲む場合、運動もセットで実施するべきなのです。筋肉の付き方・脂肪の燃焼のされ方がスムーズに行われれば、体重の数値ではなく見た目の問題で「痩せ」が叶う可能性が高くなります。
そして、プロテインの中には消化吸収のよいものと消化吸収がゆっくりなものがあります。ダイエットに向いているのは満腹感が継続される「ゆっくり」な方。
というわけで、次の理由は「プロテイン飲料の選び方」!
プロテイン飲料の選び方の問題
- プロテインの主な種類
- ホエイ
- カゼイン
- ソイ
ホエイとカゼインは乳たんぱくで、動物性です。対してソイは大豆たんぱくなので植物性。
この中で消化吸収がゆっくりなのはソイプロテインです!
なのでダイエットのためにプロテイン飲料を摂取する際は、ソイプロテインを選ぶとよいということになります。
そして、製品の成分表にある「たんぱく質量」にも注目。先述したように、たんぱく質量が多ければ多いほどいいというわけではなく、何事もバランスです。たんぱく質の多さだけでプロテイン製品を決めると、カロリー過多になる可能性もあるということですね。
筋肉量アップではなく美容・ダイエットのためなら、たんぱく質量に注目するだけでなく、美容成分が配合されているかどうかも大事です。ビタミンやミネラルが入っているプロテイン飲料も多くありますよ!
プロテイン=太るというわけではない
プロテイン飲料の摂取をはじめた途端に太ったかも……と思う人もいるでしょう。けれどそれって本当にプロテイン飲料のせいでしょうか。
つまり結局は、自分の健康管理の問題!!!
何のためにプロテイン飲料を飲むのか、何を目指しているのかを明確にすることでプロテイン飲料の本領が発揮されます。
もちろん、プロテインは「痩せるための魔法の飲み物」ではありません。どちらかと言うと、健康的に美しくなりたい人のための便利製品! という感じです!
ガリガリに痩せているから美しいというわけでもないですね。健康的に引き締まった身体が魅力的♡ プロテイン飲料を上手に使って、自分の身体と向き合ってみましょう!!
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